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先日、祖母がめでたく米寿を迎えました。
そうです、88歳の誕生日を迎えたんです。

ちょっと前まで、「肩が痛い、足が痛い、米寿は迎えられないかも・・・」

なんて弱気なことを言っていて、本当に具合が悪そうでした。
「年なんだから悪いところが出てくるのはしょうがない!元気出して!!」
とはいうものの、痛々しい顔で小さくなっていく祖母を見ているのは悲しくなっていました。

でも父や母の献身的な支えもあり、気持にも体力にも少しずつハリを取り戻し、
このたび無事米寿を迎えられたんです。

この日の為に集まった、祖母の子供たち、孫、ひ孫。
いつの間にか増えていた家族。
ひ孫が作った折り紙で作られたネックレスを嬉しそうに、恥ずかしそうにかけてもらう祖母。

祖母の歩んできた88年で今残っているもの。
それが、家族なんだなぁ・・・としみじみ思いました。

実家に帰ると孫の私たちの為に父や母に内緒で買ってきたおやつをコッソリくれる祖母。
でも全然それは祖母が思うほど「コッソリ」渡してはいなくて、父も母もまるわかりで。

コーヒーをブラックで飲む私に
「お砂糖もミルクもいらないの?ひえ〜、私両方入れるよ」
今まで何回、いや、何百回聞いたセリフだろう。

私の旦那さんに、「嫌いな食べ物はないの?」
「結構なんでも食べられますよ」
「え〜、すごいね、私なんて嫌いなものばっかりで・・・」
今まで何回このやり取りを聞いただろう。

ずっと聞いていたい。
ずっとずっと。
同じ話でも、同じやり取りでも。

ひとまわり小さくなった祖母の心から嬉しそうな涙をみて、
なんか胸がギュっとした。

そして、こんな日記書いてる今も、さらに胸がギュっとしてる。

私たち家族の為にも、長生きせなかんよ、ばあさん。
「ちぃちゃん、ちぃちゃん」って、ずっと呼んどってよ。
頼むよ。
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出会ったのは6年くらい前。
独特の重低音を鳴らした爆音のバイク。
自分の生まれた年と同じ年式のハーレーに乗って現れた。

明らかに周りの目をひく風貌。
人を引き付ける空気。
口から出る言葉は旅や夢やバイクの話。

ある日彼は可愛らしい女性を連れてきた。
それからは遊びに来てくれる時はいつでもその女性が隣にいた。
まるで我が子を見守るように彼を見つめる眼差しは、
自由奔放に生きている彼に、なくてはならないものになった。

「結婚する」
その台詞は失礼ながら彼にはすごく似合わない言葉だった。
隣にいる彼女はそんな彼を相変わらず優しく見つめていた。

とても良い式だった。
和やかで、温かくて、陽だまりの中で行われたその式は、
涙よりも笑いがよく似合う式だった。

「彼女をこんなに素敵に、立派に育てて下さってありがとうございました。」

口ベタな彼が彼女のご両親に向けて言った言葉。
素直すぎて、彼らしすぎてなんだか泣けてきた。
彼女のお父さんは泣きながらギュッと彼女の手を握った。
大きくなった娘は優しい笑顔で父親を見つめていた。

彼の名は『坂口君』。
またの名を「ストローカー坂口」。
たった一人で工房を開いて生活している革職人だ。

引き出物の中には、イニシャル入りの革のキーホルダーと革のコースター。
一つ一つ手作りで作られたそれらは、
誰が手にとっても彼の心が伝わるものだった。


『本日はおいそがしいところ 私たちのためにお集まり頂きまして本当にありがとうございます
こちらのレザーコースターとキーホルダーは
私たち二人で一つひとつ製作させていただきました
キーホルダーにはご列席者様のお名前のイニシャルを刻印させていただきました
使えば使うほど味の出てくる革の風合いをお楽しみください    坂口 純・久美子』

今まで一人だった彼の名前の隣には、
新たな門出として愛する人の名前が添えられていた。

坂口君・くみちゃん、本当におめでとう。

追記:参列者の男性はほぼ全員バイク乗りでした。おそるべし、坂口パワー。


□Stroker Style Leathers□
■ストローカースタイル レザーズ■

〒486-0927
愛知県春日井市柏井町2-47 2F

slope@cpost.plala.or.jp

TEL&FAX : 0568-70-6639

日記が・・・長続きしません。

あ、そうそう、先日ひょんなことから餅まきに参加しました。
餅まきってご存知ですか?
お寺や神社のお祭り、新築の上棟式、最近じゃあ結婚式場でやってる方もいますね。
赤と白のめでたい幕が下り、2階くらいの高さからお餅やお菓子をまく、あれです。

お金持ちのお家なんかが主でやってたりすると、
ちり紙の中にお金が入っていたりして。

参加する側は落ちてくるお菓子や餅を拾い集める。
まさに戦場です。
子どもはもみくちゃにされ、女性は自分が女性であることを忘れ、
男性はこの時ばかりは力による実力行使をする場です。

わたしね、あれ苦手なんです。下手なんですよね。
こっちだー!こっちだー!!って投げてくれる人に手を振る。
うまくいくと私に気がついた投げ手が私に向かって投げてくれる。
でも・・・私が、受け手が実力がないためキャッチできない、頭に当たる。
落ちたのを慌てて拾おうと下を向くとすでにプロのおば様集団によってなくなっている。

じゃあ今度は始めから地面に落ちたものを拾おうと、地面にしゃがんで待つ。
上から投げられたものがまたまた頭に当たる。
キャッチ組のおじさんが飛んでる餅をキャッチしようと後ろへ下がる。
地面でしゃがんでる私に足を取られる、そして私は下敷き。
おじさんは「うわっ」っと倒れただけ、誤りやいたわりの言葉もない。
体を起こすとすでにプロのおば様集団によってなくなっている。

尊敬するのは旦那さんだ。
キャッチする。キャッチしまくる。
取り損ねてもすぐに下を向き拾い集める。
プロのおば様が手を伸ばす直前にかっさらう。
しかも、隣でおじさんの下敷きになっている私の体を起こしながら。
以前、100人以上集まる餅投げで、12個しかない幸福餅が投げられる催しがあった。
そのとき、旦那さんは一人で3個拾った。
そうだ、うちの父も2個拾ったんだ。
うちの父も上手いんですよ。(←どんな自慢だよ)

ただ、今回参加したのは「投げ手」側。
なかなかこんな機会はない。
人生に一度あるかないか、の餅投げ手に任命された。

まんべんなく、上下左右気にしながら、遠くの人にもいくように。

「よいしょー!よいしょー!」の掛け声に合わせて餅を投げる。
小さい子供たちも多かったので、気にしてそっちへ投げる。
プロのおば様集団は気を遣わなくても取っていくだろう、と気にせず投げる。
キャッチ組のおじさんたちは、あくまでキャッチしかしないため、たまに気にして投げる。

その時だ。
まるでスローモーションのように時がゆっくりと流れ始めた。
走馬灯のように時が、空気が流れ始めた。
私の投げた餅の一つが綺麗な弧を描きながら地面へと落ちていく。
その先にはプロのおば様が。
スローモーション中の私は「あーー!!」と声を上げる。
と、そこで時間は通常に戻り、速い速度でプロのおば様の頭に命中。

『あぶっ!!』

本当に「あぶっ!」て言った。
遠くにいる私にまで聞こえた。

この場をお借りして謝ります。
すみませんでした。
あれは結構痛かったと思います。

餅投げは、拾うのも投げるのも得意じゃないみたい。
でもやっぱりワクワクしちゃう。
だって、食べ物が空から降ってくるんだもん。
先日ひょんな事から頂いた『戦闘食』(過去日記
1食あたりが軽く1000キロカロリー超え、という話だったので
乙女心も働き、さすがになかなか食べるタイミングがありませんでした。

戦闘食を頂いたその日から毎日、
「あと1キロ痩せたら食べよう、あと1キロ・・・」
と思いながら日々を過ごしていましたが、
そんなことを考えている反面、なぜか2キロ太りました。

腹が立ったので、その腹いせに戦闘食を食べてみることにしました。
(全部自分に返ってくるけど・・・)

2種類あるうち、今回食べてみたのはコチラ。

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中華風カルビ。

袋を開けてビックリ。
カルビの素とウインナーの他に、白飯と更には赤飯が。
そりゃーカロリー高いはずだ。

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ご飯は某有名なチンするご飯の「サ○ウのご飯」のようなパッケージで、
湯栓で5分、レンジで2分と記載されている。
うーん、戦闘態勢に入っている人たちに電子レンジが使える環境にあるとは思えないんだけど。

レトルトの中華風カルビの方も、湯栓とレンジ、どちらでも対応がきくらしい。

とりあえず説明に書いてあるままご飯と中華風カルビを温めて、ふと思った。
あれ?入れ物が何もない。
ご飯の上からカルビをかけてしまえば明らかにこぼれる。
ということは、戦闘態勢に入った人たちは自分自身のマイ容器も持っていなければいけない。

そんなこんなもありながら勝手にお皿に盛りつけ試食。
お肉もゴロゴロ入っていて、お米はもち米が入っているのか、モッチモチ。
ソーセージもなかなかジューシーで、
『レトルト食品』というジャンルで言うなら結構しっかりしたお味をしていると思う。

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何よりも、結構ピリピリと辛く、にんにくがたっぷり!
さすが、スタミナを切らさないように栄養やカロリーが満載なのだろう。

隊員の方には「カロリーが高いから一人で食べない方がいいよ」
とは言われていたけれど、
自暴自棄になっている私はもちろん一人で全部食べました。
後は野となれ、山となれ、そして肉となれ。




開店前の準備に追われる夕方。
床を掃き、カウンターを磨く。

そう、それはいつもと変わらぬ風景。

そこへ、突然私の携帯電話が鳴る。

携帯電話が示している発信元の電話番号は、
私が登録してない番号。
携帯番号の『090』や『080』の番号ではなく市外局番なので、
どうやらどこかの家からか、会社からの電話に違いない。

「きっとどこかの業者さんだろう」
そう思いながら電話に出る。

「もしもし」と電話を出ると、電話口の向こうからご年配の女性の声で、
「あれ?杉本さんじゃないですね?」

もちろん私は杉本さんではないので、
「ええ、杉本さんではないですね。」と答える。

するとおば様は、「あら、間違えちゃった、ごめんなさい。」と返事。

ただの間違い電話だったので、そのまま電話を切ろうとする私。
「いえいえ、いいですよ、じゃあ・・・。」

切ろうとする電話口の向こうから声が聞こえる。
「ちょっと待って、待って、待ってー!」

「はい、なんでしょう?」
とおば様の声に耳を傾けた私。
ここからが開店準備に忙しい私の時間を狂わせることとなった。

【以下、私&おば様のやりとりです。どちらがどちらか想像しながらお読みください】

「ねえねえ、あなた杉本さんじゃないのよね?」
「ええ、違いますよ」
「今、私が電話してるこの電話は、090-●●●●-△△△△なのかしら?」
「そうですね、その番号は私の番号ですね」
「あらー、じゃあやっぱり私番号間違えちゃったのね。」
「番号間違いというより、その番号私の番号なんで、控え間違いじゃないですかね?」
「そうねー、困ったわねー、ごめんなさいね。」
「いえいえ、いいですよ、それじゃー・・・」
「ちょっとちょっと、もう一度いいかしら?あなたの番号は090-・・・・・」
「ええ、その番号ですよ、私の番号です。」
「あらー、そう。実は私ね、最近この場所のレジを打つことになったんだけどね、
使い方が全然分からないから困っちゃってね。
杉本さんっていう社員の方に使い方聞こうと思って電話したのよ」
「ああ、そうなんですか・・・あの、私、忙しいんで・・・」
「杉本さんね、今日会社休みなのよ。
他に聞ける人もいないから困っちゃうわねー。」
「ええ・・・そうですねぇ・・・あの・・・。」
「杉本さん、男性なんだけど、あなた女性だから声が違うでしょ?
それで、違う人だなって思ったのよ。」
「ええ、そうですね・・・」

そんなこんな、マシンガントークのおば様は、延々話すこと十数分。

なぜ自分が間違えたのか、どうやって間違え、どこで間違え、いつ間違えたのか。
その説明を延々と話して下さった。

何度も一方的に切ってしまおうかとも思ったけれど、
きっとこの調子だと「いきなり切れたわよ〜」なんてまたかかってきそうだったので、
切ることができなかった。

間違い電話がかかってくると、大抵、向こうが間違えたのに一方的に切られるか、
間違えましたすみません、で切れるかどちらかだと思う。いや、思っていた。

どこのおば様か知らないけれど、間違い電話だけですごい長電話をしてしまった。

その後、そのおば様からの電話はない。

同じ日本で起こった時間と場所を超えた変な電話。
今も日本のどこかであのおば様は元気にマシンガントークしているに違いない。
どうぞ、お元気で。

そして杉本さん、入りたてのおば様方にはしっかり電話番号教えてあげてくださいね。

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